トモさんのよろず評論
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ジェンダー その1
 LSCの掲示板でジェンダーについての話題がでました。学生の女性の方らしく、学校で急にジェンダーという言葉が使われて、面食らってしまうというのです。名簿も男女差別をなくすために、男女を混合したらどうか、などという意見も出たとのことです。しかし男女の性別はあるのだし、それを示す日本語もあるのだから、ジェンダーという言葉に彼女は驚いてしまうというのです。この高校生の意見は分かります。


 確かに巷では、ジェンダーを始め意味がはっきりしていない言葉を使いたがる学者や評論家やマスコミがおおくなっています。フェミニズム、リストラ、ニート、マニフェスト、などもそうでしょう。「日本語の乱れ」が言われていますが、そのようなことから、私たちの身の回りの女同士で、男女の間でも言葉が通じ合えなくなっているのです。言葉が通じない人間関係に神経をすり減らしてしまうこともおきますし、人付き合いも難しくなってきているわけです。恋人同士のケンカや夫婦喧嘩や親子喧嘩もそんなところが原因で起きているのではないでしょうか。


 日本語には “性別”ということばがありますが、果たしてジェンダーという言葉を持ち出す必要があるのでしょうか。ジェンダーとは生まれもった性ではなく社会が押し付けた女性らしさや性差だといいます。ですがジェンダーだけでなく、すべての言葉とその意味内容などは、社会が押し付けたものではないのでしょうか。

 ヒトは誰もが生まれた時から、母親や社会から、言葉とその意味内容のすべてを、教えられる、つまり押し付けられることで身に着けてきたのです。あまりにも自然な成り行きであり当然なことですから誰も『押し付けられた』とは感じていないだけです。間違っても、個人が自分勝手に作り出した言葉を、社会に押し付け社会が用いているのではありません。それが言葉の性質の1つです。


 女性問題、ジェンダー論の研究者の方もいらっしゃいますが、まずはそういった、ジェンダーという言葉の学問的・科学的な意味をはっきりさせることから、研究が始まるのではないでしょうか。

 それ以前に、社会で使われている言葉とその意味の性質や、これまで積み上げてきた女性問題の研究結果を無視して、まったく別なところから言葉を持ち出してきたのでは、研究は深められないのではないでしょうか。女性差別や女らしさの問題、自分らしさ、などの問題を真剣に討論し研究するのに、意味内容が不明で、1~2年で忘れ去られる流行言葉を用いていては、共通の意思や同意は得られないでしょう (共通言語・共通の意味は得られないのですから) 。


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